Friday, June 27, 2008

学校での環境教育(または環境学習)の授業から考えたこと

環境教育とは、環境や環境問題に対する興味・関心を高め、必要な知識・技術・態度を獲得させるために行われる教育活動のことである。人間の全体に関わる問題として、学校以外でも様々な活動が行われている。関連する学問分野は教育学、心理学、医学、人類学、社会学など多岐に及ぶ。

小・中・高学校で行った環境教育を通って、環境に対しての自分の意識と知識が納得いくまでのレベルには至らなかったが、印象に残った体験がいくつかあった。その中で思いついたのが「ジャングルでのスカウト・キャンプ」だった。

ジャングルのサバイバル術が目的していたキャンプだったが、環境に関しての勉強会も行われた。まず教えられたのは木の役割。洪水から守る、土砂崩れを防ぐ、酸素を作る、
動物達の住みかとなる、 などいろいろの役割をしていた木が、最近減ってきて、環境にどのような影響があったのかも初めて知って、すごく興味深くて、身近な問題だと気付いた。

当然だと思っていた自然をより大切に扱いをして、将来の子供のために大事にしなきゃ!と思うようになった。学校の授業でも教われたが、そのキャンプでは実際の目で不法な製材の現場の跡を見せられて、すごくショックを受けた記憶があった。あんな立派なジャングルの中でポツンと一箇所だけが木が製材されていて、地球の一部の病気のスポットを見た感じがした。

そこで、教室で学んだ環境教育と実際に自然と触れ合っての環境教育の効率の差が分かった。教室で数字とデータに基づいて環境問題の実態を明かせるのも効果的であるが、実際に自然の中で体験した方がよりメッセージが伝わりやすくなり、効果的であると述べられる。

学校では環境専門の授業はなかったが、理科の授業の中で、環境教育があった。オゾン層の破壊、温暖化、森林破壊など、環境問題の原因となる教育を受けていたが、キャンプ行く前には興味が薄かった。環境問題のメカニズムは理解していたが、関心が持たなかった。当時、Global Warming(温暖化)の言葉もまだマスコミに注目されていなくて、「環境教育」というのはただの学校の中にあった一部のことで、身近なものではないと感じた。

科学と技術の進歩は、生産方法の革新と相まって社会を飛躍的に発展させ、私たちの暮らしを豊かにした。しかし、このような人々の活動の変化は、それま で比較的安定していた自然や地球全体の環境に深刻な影響を及ぼしている。ごみや水質汚濁、地球温暖化など、現代社会が抱える環境問題の多くは、通常の事 業活動や日常生活にも深く関わっている。これらを解決するためには、今日の社会経済活動やライフスタイルを見直し、21世紀の社会を環境にやさしいものへと変えていく必要がある。

環境にやさしい社会になれるように、最初の段階はやはり環境教育である。環境教育は、環境問題と教育問題という現代社会が直面する二つの大きな課題に深く関わっている。環境教育は、環境問題の解決を目的におき、自然と人間のあるべき関係を追求する教育であると同時に人間生活の場である環境についての学習を通して学習者の人間形成を支援する教育でもある。また、生涯学習社会における学校教育の役割も問い直されています。人間の生涯に渡る発達を視野に入れ、学校を知識技能などの基礎的能力を培い学び方を学ぶ場と位置づけ、これを成人期の教育に接続するという考え方が重視されるようになってきた。環境教育・環境学習という一対の表現が多用されるようになったことは、教育と学習という概念を学習者・教育者・教材・教育環境の関わりにおいて捉え直すようになったことの現れといえる。

小・中・高校生に環境教育を与えるのは非常にいいことではあるが、学生に興味・関心を持てるようになるのに、どのような教育の仕方が効率であるのかを常に考え、改善しなければならない。環境問題の仕組みあるいはメカニズムを分かっていても、関心がなければ、ほぼ意味がないと考えられる。

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